この記事では、
「明日、尼崎競艇場に行く!」
「尼崎競艇場の予想のコツを知りたい!」
という方のために、尼崎競艇場の特徴と予想のコツをまとめた。
尼崎競艇場は、兵庫県尼崎市にある競艇場だ。
かつて湿地帯だった場所に造られたプール型の競艇場で、クセのない淡水の水質で水流の影響がない競争水面となっている。
また、第1ターンマーク付近は風の影響を受けにくく、さらにコース幅も広く作られていることため、内側のコースからスタートする選手にとってはかなり乗りやすい条件となっている。
このことから、他の競艇場と比べても1コースが勝ちやすい競艇場となっているのが、尼崎競艇場の大きな特徴だ。
この記事では「尼崎競艇場の特徴や攻略法」についてわかりやすく解説していくぜ!
さらに尼崎競艇場では、向かい風が強く吹くときには別のコースにもチャンスが生まれるので、予想のポイントとして覚えておこう。
ぜひこういった特徴や予想のポイントをチェックしてみて、これからの尼崎競艇場での予想に活かしてほしい。
自力予想で使える情報をたくさん紹介しているので、ぜひチェックしてみてくれ!
尼崎競艇場のコース・水面・風の特徴
まずは、尼崎競艇場の「コース形状」「水面」「風」の特徴について紹介していく。
この3つの特徴の中では、「広いコース形状」「クセの無い水面」「強い向かい風」が主なポイントだ。
尼崎競艇場の特徴のポイントとなる部分は、最低限押さえていこう。
まずは、特徴の基本的なところを学んでいこう!
コース形状の特徴
尼崎競艇場は、1コースに有利なコース形状となっている。
理由としては、第1ターンマーク付近のコース幅が広くて、1コースからのターンがスピードに乗りやすいことが挙げられる。
尼崎競艇場の第1ターンマークは、他の競艇場と違い振り幅がなく、前方側のコース幅は「約49m」と広いコース幅が確保されている。
コース幅が広いと、内側のコースでは艇と艇との間隔を広くなり、1コースの艇はターンの際に必要なターンマークとの距離を確保しやすくなる。
そのため、ターンのときに加速しやすくなり、1コースからの「逃げ」が決まりやすくなるのだ。
尼崎競艇場は、「1コースの逃げが決まりやすいコース形状」と覚えてこう!
水面の特徴
尼崎競艇場の水面は、水流や風の影響がないのが特徴だ。
競走水面は湿地帯を掘削してできたプール型なので水流はなく、水質は淡水だがクセはなく選手からは走りやすいという声が多い。
また、第1ターンマークの後方に植樹があり向かい風が遮られるため、風の影響で第1ターンマーク付近の水面が荒れることがほとんどない。
そのため、先ほど説明した通りコース幅が広いことと合わせて、1コースに有利に働きやすい競艇場と言われているぜ。
多少の風でもレース展開が荒れることは少ないので、1号艇を軸にした予想が有効となってくると覚えておこう。
尼崎競艇場では、水面変化がほとんどなく1号艇を軸にした予想が有効だ!
風の特徴
尼崎競艇場では、夏場は「浜風」、冬場は「六甲おろし」と呼ばれる向かい風が吹く。
第1ターンマークの横側には風を遮るものがないため、この時期の向かい風が競走水面に吹き付けやすく、各コースのスタートに影響しやすいので注意しよう。
風速6m以上の向かい風になると、スロースタートの1~3コースの艇が、スタートの際に風で押し戻されて遅れやすくなる。
このとき、ダッシュ勢の3艇はスタートライン付近で伸びやすくなるため、特にダッシュ勢の最内になる4コースからのまくりが有効なのだ。
「向かい風」「風速6m以上」の条件の時に、スタート展示で1~3コースのスタートが遅れている場合は4コース1着を狙ってみると良いだろう。
向かい風6m以上では、4コースのまくりが有効だ!
尼崎競艇場のデータ特徴
次に、尼崎競艇場のコース別データを使って、コース別の特徴を紹介していく。
先ほど、「コース」「水面」の特徴から1コース「逃げ」、「風」の特徴から4コース「まくり」が決まりやすいことがわかったな。
ここでは、「コース別成績」や「コース別決まり手」のデータを使って、実際にはどのコースがどのくらい有利なのかを説明していくぜ。
尼崎競艇場のデータを使って、有利なコースを一緒に深掘りしていこう!
コース別成績
コース別の1着率・2着率・3着率について、「全国平均」と「尼崎競艇場」のデータに分けてまとめたので見てみよう。
まずは、全国平均のデータを見てみよう。
1コース | 55.9 | 17.5 | 8.5 |
2コース | 14.6 | 25.9 | 18.6 |
3コース | 12.2 | 21.4 | 20.8 |
4コース | 10.7 | 17.7 | 21.0 |
5コース | 5.6 | 12.2 | 18.3 |
6コース | 1.8 | 6.3 | 14.0 |
※データはBOATRACEオフィシャルウェブサイトから取得
※検証期間:2019年6月1日~2020年5月31日
※単位:%
次に、尼崎競艇場のデータだ。
1コース | 57.6 | 17.1 | 8.0 |
2コース | 14.9 | 26.8 | 17.8 |
3コース | 11.1 | 20.6 | 21.2 |
4コース | 9.9 | 19.4 | 20.5 |
5コース | 5.7 | 11.1 | 17.7 |
6コース | 1.6 | 6.3 | 16.2 |
※データはBOATRACEオフィシャルウェブサイトから取得
※検証期間:2019年6月1日~2020年5月31日
※単位:%
2つのデータの赤太字の部分は、1コース1着率の数値だ。
これらを比べてみると、全国平均よりやや高くなっていることがわかるだろう。
1コース有利な水面状況やコース形状と説明したが、実際のデータでは全国平均よりやや有利な状況のようだ。
次に、尼崎競艇場の「風速6m以上の向かい風」と「全レース」での1コース1着率のデータもまとめたのでチェックしてみよう。
1コース | 56.2 | 58.9 |
2コース | 14.2 | 13.8 |
3コース | 10.0 | 10.5 |
4コース | 11.8 | 9.7 |
5コース | 5.3 | 5.3 |
6コース | 2.4 | 1.7 |
※データは艇国データバンクから抽出
※集計期間:2019年9月1日~2020年8月31日
※単位:%
このデータの青太字は1コース、赤太字は4コースの1着率の数値だ。
これらを比較すると、「風速6m以上の向かい風」での1コース1着率は「全レース」よりも低い。
また、「風速6m以上の向かい風」での4コースの1着率は「全レース」より高くなっていることもわかるだろう。
これは、先ほど説明した「風速6m以上の向かい風」が吹く場合に、4コースからのまくりが決まりやすくなることが理由と考えられる。
通年のコース別成績では、4コース1着率はそれほど目立った成績ではなかった。
ただし、条件が変わって向かい風が強く吹けば、4コースの1着率が高くなることは押さえておきたい。
「風速6m以上の向かい風」では4コース1着率が上昇するので、条件の違いには注意しよう!
コース別決まり手
コース別の決まり手について、「全国平均」と「尼崎競艇場」のデータに分けてまとめたので見てみよう。
まずは、全国平均のデータから見てみよう。
1コース | 91.3 | 0 | 0 | 0 | 4.6 | 0.2 |
2コース | 0 | 62.6 | 23.2 | 0 | 8.5 | 1.6 |
3コース | 0 | 11.7 | 36.2 | 36.1 | 10.9 | 1.1 |
4コース | 0 | 19.3 | 41.9 | 24.8 | 8.6 | 1.5 |
5コース | 0 | 6.4 | 20.9 | 55.4 | 11.1 | 2.1 |
6コース | 0 | 12.2 | 23.2 | 44.7 | 13.0 | 2.9 |
※データは艇国データバンクから取得
※検証期間:2019年6月1日~2020年5月31日
※単位:%
次に、尼崎競艇場のデータだ。
1コース | 96.6 | 0 | 0 | 0 | 3.4 | 0.1 |
2コース | 0 | 63.6 | 24.3 | 0 | 11.5 | 0.6 |
3コース | 0 | 10 | 38 | 40.8 | 9.6 | 1.6 |
4コース | 0 | 22.9 | 49.3 | 18.9 | 7.9 | 0.9 |
5コース | 0 | 7.5 | 20.9 | 58.2 | 11.2 | 2.2 |
6コース | 0 | 9.1 | 18.2 | 54.5 | 15.2 | 3 |
※データは艇国データバンクから取得
※検証期間:2019年6月1日~2020年5月31日
※単位:%
2つのデータの赤太字の部分は、4コース「まくり」の数値だ。
この数値は全国平均よりも「6.4%」も高く、その分「まくり差し」の数値が低くなっている。
これも、先ほどの説明通り「向かい風」が原因だと考えられる。
向かい風の影響で4コースはスタートで有利になり、「まくり」が狙いやすい状況になっていることがわかるだろう。
スタート展示のスタートタイミングや周回展示の展示タイムなどを見て、4コースに入る艇の「スタート」や「伸び足」が期待できるようであれば、1着を狙ってみるのがおすすめだ。
向かい風が強く吹く場合は、4号艇の「スタート展示のスタートタイミング」や「展示タイム」が良ければ1着を狙ってみるのがおすすめだ!
尼崎競艇場のその他特徴
尼崎競艇場のその他特徴で、予想のポイントになるのもをいくつか紹介していく。
主な特徴はこの2つだ。
- 企画レースを実施している
- モーター交換時期は4月
その他の情報も覚えておくことで、予想で他者との差をつけることが可能だ!
企画レースを実施している
尼崎競艇場では、一般戦の第1レースと第5レースに企画レースを実施している。
企画レースとは、番組の組み方に規則性を持たせて、展開予想がしやすくなっているレースのことだ。
実際に、尼崎競艇場の企画レースはどんなレース内容なのか、「レース番号」「レース名」「番組構成」に分けてまとめたので見てみよう。
レース番号 | レース名 | 番組構成 |
---|---|---|
第1レース | 朝からセンプル | 3号艇または4号艇にA級選手が入る |
第6レース | 昼どきピンクル | 1号艇と3または4号艇にA級選手が入る |
この中でも、俺がおすすめしているのは、第6レースの「昼どきピンクル」だ。
このレースは、「1号艇にA級選手が入る」といった規則性があるため、競艇のセオリー通り「1号艇を1着に予想する」という意味では予想がしやすい。
尼崎での予想が難しいと感じている方は、まずはこれらの企画レースを試してみると良いだろう。
「まずは当てたい!」という方は企画レースを予想してみるのがおすすめだ!
モーター交換時期は4月
尼崎競艇場では、毎年4月に全てのモーターが新品に交換される。
もちろんモーター交換後は、出走表の「モーター2連対率」がリセットされるので、4月以降のレースでは注意して予想しよう。
なぜなら、このときのモーター2連対率は、モーター交換から2~3ヶ月ほどたたないと信頼できる数値にならないからだ。
例えば、「モーター交換直後に一般戦でA1級の選手が2節連続で走ったモーター」のような場合、モーター2連対率が高くてもモーター本来の実力以上に、選手の実力が加味されている可能性が高い。
そのため、モーター交換後の4月~6月は、「周回展示でのターンの良し悪し」や「展示タイム」など、レース直前の展示情報を重視するのがおすすめだ。
モーター交換直後の4月~6月の間は、モーター2連対率を鵜呑みにせず、レース直前の展示気配を参考にしよう!
尼崎競艇場の攻略法
ここからは、「コース形状」「水面」「風」「データ」などの特徴を踏まえて、尼崎競艇場の攻略法を紹介していく。
俺がおすすめする尼崎競艇場の攻略法はこの3つだ。
- 1号艇を軸にした予想をする
- 向かい風が強く吹く場合は4号艇の1着を狙う
- 一般戦やG3競走の第6レースを予想する
「尼崎競艇場での予想に苦戦している方」や「収支が思うように上がらない方」が参考にしやすい攻略法となっているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
俺がおすすめする「尼崎競艇場の攻略法」を試して、勝利を手にしてみてくれ!
1号艇を軸にした予想をする
攻略法の1つ目は「1号艇を軸にした予想をする」ことだ。
なぜなら、尼崎競艇所が1コース1着率も全国平均よりも1.7%高い「57.6%」と、全国的に見ても1コースが強い競艇場だからだ。
尼崎競艇場は、プール型のコースで水流はなく、水質は淡水だがクセもないため走りやすい。
そして、第1ターンマーク付近のコース幅が広い形状で、水面状況も合わせると内側の艇はターンがしやすいため、1コースの「逃げ」が決まりやすいのだ。
尼崎競艇場の水面やコース形状の特徴が、1コース1着率を向上させる主な理由だ!
ただし、スタートライン付近や第2ターンマーク付近は風の影響を受けやすく、「向かい風6m以上」という条件であれば1コースが1着を逃す展開も増えてくる。
逆に、その条件を除けば、1コースがかなり信頼できる競艇場だ。
風の影響がない風速6m以下の条件で予想する場合は、1号艇を軸にした予想をするのがおすすめだ。
風速6m以下のレースが、1号艇を軸にした予想をする際のポイントだ!
向かい風が強く吹く場合は4号艇のまくりに警戒する
攻略法の2つ目は、「向かい風が強く吹く場合は4号艇のまくりに警戒する」ことだ。
なぜなら、向かい風の影響でスタートが押し戻されるため、助走距離が短い1~3コースのスタートタイミングが遅れやすくなるからだ。
尼崎競艇場では、「風速6m以上」になると、1~3コースのスタートが遅れて、4コースの「まくり」を狙いやすくなる。
このとき、4号艇の「スタートタイミング」や「モーターの伸び足」も良ければ、4コースからまくりはかなり有効になる。
「スタート展示のスタートタイミングはどうか」や「スタート後の伸びや展示タイム良く、モーターの伸び足に期待できるか」などを見て、4号艇1着を狙ってみるのがおすすめだ。
風速6m以上の向かい風のときは、レース直前の「スタートタイミング」や「モーターの伸び足」次第で、4号艇を1着に予想してみよう!
一般戦やG3競走の第6レースを予想する
出典:https://www.boatrace.jp/
攻略法の3つ目は「一般戦とG3競走の第6レースを予想する」ことだ。
なぜなら、本線予想がしやすい番組構成になっているからだ。
先ほど紹介した通り、一般戦とG3競走の第1レースと第6レースは企画レースが組まれている。
特に第5レースでは、第1レースの「3号艇または4号艇にA級選手」という番組構成に加えて、「1号艇にA級選手が入る」といった要素が含まれている。
そのため、尼崎競艇場の「コース幅が広くて水面特性にクセがなく、全国的に見ても1コースが勝ちやすい」という特徴も合わせることで、1号艇を軸にした予想がかなり有効となってくるのだ。
この第6レースでは、2着予想も3号艇か4号艇が狙いやすくなっているため、まずは的中を取りたいという方は、予想してみることをおすすめしたい。
企画レースの第6レースは、1号艇を頭にした予想で初めての的中を狙うのにおすすめだ!
尼崎競艇場のレース解説①(風速6m以下の風条件)
さあここからは、実際に行われたレースを参考に「尼崎競艇場での予想の仕方」について紹介していく。
今回は、2019年11月24日に行われた一般戦の第11レースを使って、「風速6m以下の風が吹いているとき」の予想の仕方を解説する。
風速6m以下の条件なら1号艇を軸にした予想が有効になるが、実際にどのような手順で予想していけばいいかの参考にしてみてくれ。
まずは、1号艇を軸にしたときの予想の仕方を覚えていこう!
出走表を見る
まずは、このレースの「出走表」を見ていこう。
このレースは「風速6m以下」のレースのなので、コース利が効いて「1コースの逃げ」が決まりやすく、1号艇が頭にした予想が有効となる。
ここでは、1号艇が「A級」か「B級」か、さらに「全国勝率」がどのくらいか、他にも実力がある選手がどのコースに入っているかも見ていこう。
出典:https://www.boatrace.jp/
出走表を見てみると、1号艇と5号艇の2名が「A1級」、3号艇と4号艇がの2名が「A2級」となっている。
また、その他の2名は「B1級」で、2号艇「柴田友和」選手に関しては「全国勝率3.67」とB級選手の中でも低い成績となっていた。
気象条件やモーターなどの影響で、必ずしもA級選手のみで決着するとは限らないので、直前情報もしっかりチェックしていこう!
直前情報を見る
次に、このレースの「直前情報」を見ていこう。
直前情報では、主に「水面気象情報」「スタート展示」「展示タイム」をチェックするのがおすすめだ。
出典:https://www.boatrace.jp/
まずは、このレースの「水面気象情報」をチェックしよう。
ここでは、「風向き」や「風速」に注意して見ていこう。
出典:https://www.boatrace.jp/
このレースは、風速は「3m」で風向きは「左横風」となっている。
先ほど説明した通り、風速6m以下では1コース「逃げ」が有効な条件なので、風の影響で1コースが1着を逃す心配はないだろう。
このレースでは、風の影響はないと覚えておこう!
次は、このレースのスタート展示をチェックしよう。
ここでは、「進入隊形には変化はないか」「スタートが遅れていないか」「スタートタイミングは早すぎないか」を見ていこう。
出典:https://www.boatrace.jp/
このレースのスタート展示では、3号艇「菊池峰晴」選手がフライングとなっていた。
スタート展示で大幅なフライングを切った選手は、本番ではスタートが控えめになる可能性もある。
また、5号艇「西山昇一」選手と6号艇「佐藤大騎」選手は、スタートタイミングがかなり遅れていた。
ここでスタートが大幅に遅れる選手に関しても、本番でスタートが遅れる可能性があるので注意しておこう。
その他の艇に関しては、概ねスタートタイミングは合っているようだ。
このレースでは、3号艇と5号艇と6号艇のスタートに注意しよう!
最後にこのレースの「展示タイム」をチェックしよう。
展示タイムとは、周回展示2周目の直線を計ったタイムのことで、モーターの「伸び足」が反映されている。
ここでは、モーターの「伸び足」がどのくらい良いかを参考にしてみるのがおすすめだ。
出典:https://www.boatrace.jp/
このレースで展示タイムが良かったのは、4号艇「郷原章平」選手の(6.61秒)が最も早く、次に速かったのは3号艇「菊地峰晴」選手の(6.69秒)だ。
また、その他の選手は、6.73秒から6.77秒の間となっていて、一番速かった4号艇とは0.10秒以上のタイム差があった。
このレースでは、4号艇の展示タイムが特に速かったと覚えておこう!
展示タイムが速かった4号艇には注目しておこう!
レース予想は?
最後に、このレースの予想のポイントをまとめたので見ていこう。
- 風速6m以下の風条件
- 2号艇に実力下位の選手が入る
- 5号艇にA1級選手が入る
まずは、「風速6m以下」という風の条件を考えると、1コースの「逃げ」が期待できる。
1号艇「吉川喜継」選手がA1級で、6名の中でも実力上位ということを考えると、1号艇の逃げが決まると考えられるだろう。
1号艇「吉川喜継」選手の「逃げ」による1着が期待できそうだ!
次に、2号艇「柴田友和」選手が実力下位の選手という状況を考えたら、3号艇や4号艇に展開が向く可能性が高い。
3号艇「菊地峰晴」選手と4号艇「郷原章平」選手はどちらもA2級で、直前情報を見る限り不安に感じる要素は少なかった。
ここでは、2号艇が着を落とす代わりに、3号艇と4号艇のどちらかが繰り上がる可能性が高いと考えて良いだろう。
3号艇と4号艇が2~3着に入りそうだな!
最後に、5号艇にA1級選手が入っていることは1つのポイントとなる。
5号艇「西山昇一」選手は、直前情報を見る限りは3号艇や4号艇程良くはないが、実力は上位の選手だ。
実力を考えたら、展開が向けば3着に入る可能性はあると思われるので、3着予想に入れておこう。
レース予想をまとめると「1-34-345」となるぜ!
レース結果は?
出典:https://www.boatrace.jp/
レース結果は「1-4-5」となった。
本番レースでは、予想通り1号艇が逃げを決める展開となり、展示タイムが良かった4号艇がアウトからついてきて2着という展開となった。
今回は、2019年11月24日に行われた尼崎競艇場の第11レースを、1号艇が1着になる場合の一例として紹介した。
もし、このような条件となった場合は、この予想の組み立て方が活かされるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
風速6m以下のレースを予想する際のパターンの一つとして、覚えておいてくれ!
尼崎競艇場のレース解説②(風速6m以上の向かい風が吹くとき)
さあ次は、実際に行われたレースから「風速6m以上の向かい風が吹くとき」の予想の仕方を解説していくぜ。
今回解説するのは、2020年1月13日に行われた「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」の第10レースだ。
先ほど説明した通り、向かい風が吹く場合は「4コースまくり」が有効だったな。
実際には4コースにどういった選手が入る場合が有効なのかを押えながら、予想の仕方を学んで行こう。
「風速6m以上の向かい風」が吹く場合の予想の仕方も一緒に覚えておこう!
出走表を見る
まずは、このレースの出走表を見ていこう。
出典:https://www.boatrace.jp/
出走表を見てみると、1号艇、3号艇、4号艇が「A1級」、2号艇、5号艇、6号艇が「A2級」となっている。
その中でも、1号艇「柳沢一」選手と4号艇「毒島誠」選手は、全国勝率7点超えの実力者となっていた。
1号艇「柳沢一」選手や4号艇「毒島誠」選手は、SGやG1でも常連となっているトップレベルの選手だな!
直前情報を見る
次に、このレースの「直前情報」をチェックしていこう。
ここでも先ほどと同様に、「水面気象情報」「スタート展示」「展示タイム」をチェックしていくのがおすすめだ。
出典:https://www.boatrace.jp/
まずは、「水面気象情報」からチェックしていこう。
ここでも、「風速」「風向き」から、レースにどのような影響があるかを見ていこう。
このレースの風の状況を見てみると、「風速3m」の「左横風」となっていた。
ただし、この日のレースは第1レース~第8レースまで、「風速6m以上の向かい風(六甲おろし)」が吹いていた。
これまでのレースの状況を考えるとこのまま風が収まる可能性が低く、再び向かい風が強まると考えて問題ないだろう。
先ほどの攻略法で説明した通り、風速6m以上の向かい風が吹く場合には、スロースタートの3艇のスタートタイミングが遅れやすくなる。
このレースでも再び向かい風が強まり、スロー勢のスタートに影響を与えれば、4コースに有利に働くと考えて良いだろう。
このレースは、風速6m以上の向かい風で4コースの「まくり」がポイントになってくるレースと覚えておこう!
次に、このレースの「スタート展示」をチェックしていこう。
ここでは、「進入隊形に変化はないか」「スタートで遅れていないか」「スタートタイミングが速すぎないか」も注意しよう。
出典:https://www.boatrace.jp/
このレースでは、3号艇を除いた5艇がフライングとなっていた。
スタート展示で大幅なフライングを切った選手は、本番ではスタートが控えめになる可能性があるので注意しておこう。
3号艇を除いた5艇に関しては、スタートタイミングに注意しよう!
最後に、このレースの「展示タイム」をチェックしていこう。
ここでは、モーターの「伸び足」がどのくらい良いかを参考にしよう。
出典:https://www.boatrace.jp/
このレースで展示タイムが良かったのは、2号艇(6.54秒)と4号艇(6.61秒)と6号艇(6.64秒)だ。
また、3号艇「竹井奈美」選手の展示タイム(6.83秒)は、一番速かった2号艇の(6.54秒)とはかなりタイム差があった。
このレースでは、2号艇と4号艇と6号艇の展示タイムが特に早かったと覚えておこう。
展示タイムが速かった3名には注目しておこう!
レース予想は?
最後に、このレースの予想のポイントをまとめたので見ていこう。
- 風速6m以上の向かい風
- 4コースまくりで5~6コースにチャンスあり
- 4コースのまくり具合で3着が変わる可能性が高い
まずは、「風速6m以上の向かい風」という条件から、4コースからのまくりが決まりやすい状況と言える。
4号艇「毒島誠」選手は、競艇選手の中でもトップレベルで、今節成績や展示タイムを見る限り「モーター2連対率」通り舟足も良さそうだ。
ここでは、4号艇のまくりでの1着予想で問題ないだろう。
4号艇「毒島誠」選手の「まくり」による1着に期待できそうだ!
次に、4コースのまくりによって5~6コースにもチャンスがあることがポイントだ。
4コースのまくりが決まれば、1~3コースは引き波にのまれて減速するため、4コースに続いて5~6コースのまくりが有効になる。
このレースでは、5号艇「浜先真範」選手と6号艇「村岡賢人」選手がA2級なので、実力を考えたら2~3着に入る可能性が高いだろう。
2~3着予想は、5号艇と6号艇を押さえておこう!
最後に、4コースのまくり具合で3着が変わる可能性があることに注意しよう。
4コースのまくりがギリギリになれば、2着までは5~6号艇のどちらかが有力だが、3着は内側のコースが残す可能性がある。
この場合最内の1号艇が最有力だが、1号艇「柳沢一」選手は「開催最終日」「フライング1本持ち」という状況を考えたら、隣の2号艇にもチャンスがある。
そのため、1号艇と2号艇も3着候補に押さえておくと良いだろう。
このレースの買い目は「4-56-1256」を押さえておこう!
レース結果は?
出典:https://www.boatrace.jp/
レース結果は「4-6-1」となった。
今回は、2020年1月13日の第10レースを「風速6m以上の向かい風が吹く場合」の一つの例として説明してきた。
もし、同じような条件となった場合は、この予想の組み立て方が活かされるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
このように、尼崎競艇場でのレースのパターンを覚えておけば、どのような条件であっても的中率を高めていけるはずだから、しっかり覚えておいて欲しい!
尼崎競艇場「ならでは」の情報
これから尼崎競艇場に行ってみようと思っている方に向けて、尼崎競艇場の「ならでは」の情報を紹介していくぜ。
ぜひ参考にしてみて、尼崎競艇場の完全攻略を目指してみてくれ。
尼崎競艇場ならではのイチオシ情報を紹介していくぜ!
場内売店の「多幸焼」
尼崎競艇場内の売店にある「多幸焼」が有名だ。
外はカリカリ中はふわふわのタコなしのタコ焼きで、オープン当初から60年以上変わらないソウルフードだ。
6個入りで100円と超リーズナブルなのも魅力なので、尼崎競艇場に行ったら必ず食べておきたいグルメとしておすすめだ。
やっぱり関西のB級グルメといえばたこ焼きだな!
尼崎競艇場へのアクセス方法
尼崎競艇場の所在地は「兵庫県尼崎市水明町199-1」だ。
主なアクセス方法は、「車」「電車」だ。
車で行く場合は、尼崎競艇場の専用駐車場が周囲に3か所あるため、そちらを利用するのがおすすめだ。
ただし、いずれも60分間で200円と有料になっているので利用時間には注意してくれ。
電車で行く場合は、尼崎競艇場のコース後方側からすぐの場所に「尼崎センタープール前駅があり、阪神電車の路線を利用してたどり着くことができる。
また、JR「立花駅」や阪神電車「塚口駅」からは無料バスが出ているので、別の路線から行く場合でも利用がしやすくなっているぜ。
詳しいアクセス方法については、ボートレース尼崎オフィシャルサイトの「所在地・アクセス方法」でチェックだ!
まとめ
尼崎競艇場の特徴についてまとめた。
- 風速6m以下では、1コースの「逃げ」が決まりやすい。
- 風速6m以上の向かい風のときは、4コースの「まくり」が決まりやすい。
- 4号艇の「スタート」や「伸び足」が良ければ、4コースの「まくり」が決まりやすい。
また、尼崎競艇場の攻略法は「1号艇を軸にした予想をする」「向かい風が強く吹く場合に4号艇を1着にする」「一般戦やG3競走の第6レースを予想する」だったな。
この記事で覚えたことを活かして、どんどん的中舟券を手にしてみてくれ。
この記事で覚えたことを実践すれば、自力予想のレベルアップ間違いなしだ!
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