「これから舟券を購入したい!」と考えている方も多いだろう。
競艇で勝つためには、競艇のセオリーだけでなく、競艇場ごとのレースの特徴を知ることが重要だ。
特に今回は、若松競艇場の「コース」「水面」「風」「データ」などの特徴やこれらを踏まえたイチオシの攻略法について紹介していこうと思う。
競艇予想の基本として、競艇場ごとのレース展開の傾向を理解しておこう!
若松競艇場は、福岡県北九州市若松区にある競艇場だ。
競争水面は洞海湾と繋がっているため、潮の満ち引きによる「潮流」が予想の大きなポイントとなる。
潮の満ち引きによって1日のレースの間に水面状況が変化が起きやすいため、その変化に応じた予想を覚えることをまずは押さえておきたいところだ。
また、若松競艇場のレースでは風による影響も受けやすく、1年の間では「冬場の季節風」には最も警戒が必要だ。
このとき潮の満ち引き次第では難しいレースになることもあるので、こちらもしっかり押さえておいて予想に役立ててほしい。
若松競艇場では「潮流」「風」が予想のポイントと覚えておこう!
もう一つ若松競艇場の大きな特徴として、通年でナイターレース開催をしているということだ。
若松競艇場のナイターレースは、第1レースが日中の14:30頃から行われていて第12レースについては夜の20:30頃に行われる。
夜遅くまでレース観戦ができるので、仕事終わりのサラリーマンでも気軽にレースを楽しむことができるぜ。
日中から夜にかけて行われていることもあって、日没の前後でレース展開にも変化が見られるので、若松競艇場で予想する前には日没前と日没後のレースの違いについても押さえておきたいところだ。
若松競艇場の特徴と予想のコツについても一緒に抑えておこう!
この記事では、若松競艇場の「特徴と攻略法」や「初めて予想する人向けのレース解説」なども詳しく紹介していく。
ぜひこの記事を読んでみて、これから若松競艇場で予想する際の参考にしてみてくれ。
特徴やコツをマスターして若松競艇場の攻略を目指そう!
若松競艇場のコース形状・水面・風の特徴
まずは、若松競艇場の「コース形状」「風」「水面」にどんな特徴があるのかについて一緒に学んでいこう。
この中でも「潮の満ち引き」については、条件別に覚えておくことが予想をする上で重要になってくる。
また、「風」の影響についても重要な部分なので、若松競艇場の特徴として一緒に覚えておこう。
まずは、「コース形状」「風」「水面」を学んで、若松競艇場の特徴を大まかに理解していこう!
コース形状の特徴は?
若松競艇場のコースは、1コースが有利にレース展開を運びやすい形状になっている。
理由としては、第1ターンマーク付近のコース幅が広く、振り幅も小さめの「約9m」と、1コースの艇がターンをする際にそれほど窮屈にならないところが挙げられる。
そのため、1コースの艇が大きくターンミスをしなければ、どのレースでもイン逃げがしやすいと言えるのだ。
ただし、水面変化や気象変化などの条件によって1コースが不利になる場合もある。
1着予想を考える際は、1コースが強いコース形状だからからといって油断しないように、若松競艇場の気象条件や水面変化をしっかり押さえておこう。
コース形状だけ見れば1コース有利だが、水面や気象の変化によって1コースが不利になる条件も押さえて予想をしよう!
水面の特徴は?
若松競艇場の水面は、第2ターンマーク側が洞海湾と繋がっているため、潮の満ち引きによる潮流の影響を受けやすい。
満潮時刻に向かう時間帯と干潮時刻に向かう時間帯の潮流によって有利なコースが変化するため、予想をする際は注意をしよう。
まず、満潮に向かう時間帯では、競争水面は第2ターンマークから第1ターンマーク方向に潮が動く(追い潮)。
このとき、若松競艇場の競争水面の構造上潮どまりになるため、第1ターンマーク付近の水面が波立ちやすく、スピードに乗ったターンは流れやすくなる。
そのため、インコースが有利な展開になりやすく、1コースの「逃げ」や2コースの「差し」が決まりやすくなるぜ。
1号艇の全国勝率や展示航走に問題がなければ「逃げ」、1号艇に不安要素があり2号艇が実力者で期待できそうな場合は「差し」での1着予想を狙ってみるのもおすすめだ。
満潮に向かう「追い潮」の時間帯は、1コース「逃げ」や2コース「差し」が有効だ!
逆に、干潮に向かう時間帯は、第1ターンマークから第2ターンマーク方向に潮が動く(向かい潮)。
このとき、追い潮のときよりも比較的水面が穏やかになるためスピードに乗ったターンがしやすくなる。
そのため、センターが有利な展開になりやすく、3コースからの「まくり」や「まくり差し」が決まりやすくなるぜ。
3号艇が全国勝率や平均STが低すぎず、スタート展示での3号艇のスタートタイミングや展示タイムが好タイムの場合は1着予想を狙ってみるのおすすめだ。
干潮に向かう「向かい潮」の時間帯は、3コースの「まくり」「まくり差し」が有効だ!
潮流の影響は、干満差が最大で1.5mほどになる中潮~大潮のタイミングを中心に増えてくる。
そのためこの時期は、予想する時間帯の潮の向きに注意して予想するのがおすすめだ。
事前に、干潮や満潮の時間帯が書かれている「潮汐表」は必ずチェックしておこう。
ボートレース若松のオフィシャルサイトでは、レースが行われる期間の「潮汐表」を公開しているので、ぜひ活用してみてくれ!
風の特徴は?
若松競艇場では、春夏秋は海風の影響で追い風、冬場は季節風の向かい風が吹く。
特に、冬場の向かい風は強風になることが多く、潮流が変化が大きい時期と重なる場合には有利なコースやレース展開が変化するので要注意だ。
満潮に向かう追い潮と重なる場合は、第2ターンマーク付近で潮と風がぶつかり合うため水面が荒れやすくなる。
このとき「まわり足」が良い艇が有利になりやすく、道中での「抜き」が決まりやすくなるぜ。
周回展示で第2ターンマークでのターンが安定している艇を評価し、1着予想を狙ってみるのもおすすめだ。
「追い潮+向かい風」では、まわり足が良い艇が活躍のポイントだ!
干潮に向かう向かい潮と重なる場合は、潮と風がどちらも第1ターンマークから第2ターンマーク方向に動く。
このとき、スタートと逆の方向に強い力が働くため、各コースのスタートに影響する。
スロー勢のスタートが届きにくくなり、スロー勢が遅れる分ダッシュ勢のスタートは伸びやすくなる。
そのため、ダッシュ勢が有利な展開が多く、4コースからの「まくり」が決まりやすくなるぜ。
スタート展示のスタートタイミングでスロー勢が遅れるようであれば、まくりに警戒しよう。
「向かい潮+向かい風」ではダッシュ勢のまくりが有効だ!
若松競艇場のデータ特徴
次は、若松競艇場のデータの特徴を見ていくぜ。
主に「コース別成績」「コース別決まり手」のデータを見て、どのコースが勝ちやすいかを一緒に見ていこう。
若松競艇場のデータをチェックして特徴を深掘りしていこう!
コース別成績
コース別の1・2・3着率のデータについて、「若松競艇場」と「全国平均」に分けてまとめているので一緒に見ていこう。
まずは、全国平均のデータから見ていこう。
1コース | 55.9 | 17.5 | 8.5 |
2コース | 14.6 | 25.9 | 18.6 |
3コース | 12.2 | 21.4 | 20.8 |
4コース | 10.7 | 17.7 | 21.0 |
5コース | 5.6 | 12.2 | 18.3 |
6コース | 1.8 | 6.3 | 14.0 |
※検証期間:2019/06/01~2020/05/31
※データはボートレース公式HPから抽出
※単位:%
次に、若松競艇場のデータだ。
1コース | 56.4 | 18.3 | 9.0 |
2コース | 14.1 | 25.2 | 18.8 |
3コース | 12.5 | 22.4 | 19.3 |
4コース | 11.3 | 17.9 | 21.9 |
5コース | 5.4 | 11.4 | 17.2 |
6コース | 1.6 | 6.3 | 15.2 |
※検証期間:2019/06/01~2020/05/31
※データはボートレース公式HPから抽出
※単位:%
2つのデータの赤文字の部分は、1コースの1着率の数値だ。
これらを比較してみると、若松競艇場の1コース1着率は全国平均とほぼ同じ数値を示していることがわかるだろう。
また、他のコースも同様に1着率はほぼ同じ数値ということがわかる。
つまり、通年成績では全国平均と同じように、1コースが一番1着になりやすく、その次に2コース、3コースといった傾向があるということだな。
「内側のコースから順番に勝ちやすい」という競艇のセオリーが活用できる競艇場なのかもしれないな!
ただし、先ほど説明した通り、若松競艇場では水面や気象の変化で有利なコースが変化しやすいのが特徴だったな。
そのため、「内側のコースから勝ちやすい」というセオリーが通用しない場合もあるだろう。
ここではコース別決まり手も一緒に調べてみて、レース展開にどういった傾向があるかなどを、さらに深掘りしていこうと思う。
コース別の1着率だけを鵜呑みにせず、「コース別決まり手」のデータも見て、どのようにして1着になったのかもチェックしていこう!
コース別決まり手
コース別の決まり手のデータについて、「若松競艇場」と「全国平均」に分けてまとめているので一緒に見ていこう。
まずは、全国平均のデータから見ていこう。
1コース | 95.2 | 0 | 0 | 0 | 4.7 | 0.2 |
2コース | 0 | 66.0 | 23.5 | 0 | 8.8 | 1.7 |
3コース | 0 | 12.1 | 37.3 | 38.2 | 11.2 | 1.1 |
4コース | 0 | 20.5 | 41.9 | 26.1 | 8.9 | 1.7 |
5コース | 0 | 7.2 | 20.9 | 57.8 | 11.6 | 2.3 |
6コース | 0 | 12.6 | 23.2 | 46.2 | 14.5 | 2.8 |
※データは艇国データバンクから抽出
※検証期間:2019/07/01~2020/06/30
※単位:%
次に、若松競艇場のデータだ。
1コース | 93.9 | 0 | 0 | 0 | 5.9 | 0.2 |
2コース | 0 | 67.5 | 20.2 | 0 | 10.7 | 1.5 |
3コース | 0 | 12.4 | 42.8 | 29.7 | 12.7 | 2.5 |
4コース | 0 | 22.0 | 43.3 | 23.2 | 10.6 | 0.8 |
5コース | 0 | 5.1 | 16.1 | 57.6 | 19.5 | 1.7 |
6コース | 0 | 8.1 | 27.0 | 48.6 | 13.5 | 2.7 |
※データは艇国データバンクから抽出
※検証期間:2019/07/01~2020/06/30
※単位:%
2つのデータの赤太字の部分は、3コースの「まくり」の数値だ。
これらを比較してみると、全国平均よりも「5.5%」も高い数値を示していることがわかるな。
つまりこのことから、3コースの「まくり」が決まりやすいということが若松競艇場の大きな特徴といえるだろう。
また、先ほど水面の特徴でも説明した通り、干潮時には「まくり」が決まりやすい。
そのため、この条件では3コースからの「まくり」が有効と言えるな。
若松競艇場では、干潮時の3コースのまくりが有効だ!
次に、2つのデータの青太字の部分を見てみてくれ。
これらは1~5コースの「抜き」の数値で、こちらも全国平均よりもやや高い数値を示していることがわかるだろう。
先ほど説明した通り、冬場の強い向かい風と満潮時刻に近い時間帯の水面が重なる場合は、第2ターンマークでの逆転が起きやすい。
つまり、この風の条件では、1~5コースの「抜き」が有効だということもわかるな。
冬場の向かい風と満潮が重なるときは、1~5コースの「抜き」が有効だ!
風のデータ
若松競艇場の風向き・風速別の各コースの成績をまとめた。
まずは、風速5m時のデータだ。
1コース | 74.7 | 66.0 |
2コース | 9.1 | 12.3 |
3コース | 6.5 | 8.8 |
4コース | 6.7 | 8.3 |
5コース | 2.1 | 3.5 |
6コース | 1.1 | 1.2 |
※データはボートレース若松オフィシャルサイトより抽出
※検証期間:2018年6月1日~2019年5月31日
次に、全レースの風向き別のデータだ。
1コース | 63.4 | 61.6 |
2コース | 12.6 | 12.1 |
3コース | 11.3 | 9.5 |
4コース | 7.6 | 10.0 |
5コース | 3.7 | 5.3 |
6コース | 1.6 | 1.4 |
※データはボートレース若松オフィシャルサイトより抽出
※検証期間:2018年6月1日~2019年5月31日
2つのデータの赤文字の部分を比較してみると、風速5m以上の時の1コース1着率は全レースよりも低い数値となっている。
つまり、若松競艇場では風速5m以上の強風になると、風向きに関わらずインコースが負けやすくなるのだ。
冬場のレースでは、レース直前の風速には注意して予想しよう。
冬場は風速5m以上の強風に要注意だ!
若松競艇場のその他特徴
若松競艇場のその他の特徴で、レースのポイントとなるものをまとめた。
- 通年ナイター開催をしている
- モーター交換時期は12月
これらの内容を頭にいれておけば、予想する上で他者との違いをつけることができるはずだ。
ぜひ参考にして、予想する際に活用してみてくれ。
若松競艇場のその他の特徴を解説していくぜ!
通年ナイター開催を実施している
若松競艇場では、2008年3月より通年ナイターレース開催を実施している。
ナイターレースは、昼から夜にかけて行われるので、レースの前半戦と後半戦ではレース展開が大きく変わってくると言われている。
具体的には、日没後のレースでは、気温の低下によるモーター性能の向上によって、1コースが有利になるというものだ。
若松競艇場のコース別1着率を「日没後」と「全レース」に分けてまとめた。
1コース | 63.4 | 61.6 |
2コース | 12.6 | 12.1 |
3コース | 11.3 | 9.5 |
4コース | 7.6 | 10.0 |
5コース | 3.7 | 5.3 |
6コース | 1.6 | 1.4 |
※データは競艇の艇国データバンクから取得
※検証期間:2019年8月1日~2020年7月31日
※単位:%
2つデータの赤文字の部分を比較すると、日没後のデータの方が全レースよりも高い数値を示している。
やはり、若松競艇場でも日没後は1コースが有利になるということがわかるな。
また、若松競艇場では、春や秋は1日の気温差が年間で最も大きい時期になるため、モーター調整力がある選手を見極めることが重要になってくる。
モーターの調整に関しては、レース前にポジティブなコメントをしている選手の展示航走をチェックして、コメント通りの走りをしている選手を高く評価しよう。
選手のコメントは「G2以上のレース」であれば、BOAT RACEオフィシャルウェブサイトでチェックすることができるぜ!
モーター交換時期は12月
若松競艇場では、毎年12月に全てのモーターが新品に交換される。
もちろんモーター交換後は、出走表に載っている「モーター2連対率」がリセットされるので、12月以降のレースを予想する際は注意をしよう。
モーター交換後のモーター2連対率は、2~3ヶ月経たないと信頼できる数値にならないと言われている。
なぜなら、この期間のモーター2連対率は選手の腕によって高い数値になることがあるなど、ムラが多くて本来のモーター性能が反映されにくいからだ。
そのため、12月~2月は周回展示でのターンや展示タイムでモーター性能を見極めよう。
モーター交換時期を覚えておけば、モーター性能の判断ミスも少なくなるぞ!
若松競艇場の攻略法
「コース」「風」「水面」「データ」の特徴を踏まえた、若松競艇場の攻略法はこの3つだ。
- 潮の満ち引きによるレース影響を読んで予想する
- オリジナル展示データを活用する
- 一般戦の第5レースと第8レースを予想する
これらのコツを実際に活用してみて、ぜひ若松競艇場の攻略に役立ててみてくれ。
俺がおすすめする「若松競艇場の攻略法」を順番に解説していくぜ!
潮の満ち引きによるレース影響を読んで予想する
予想のコツの1つ目は、「潮の満ち引きによるレース影響を読んで予想する」だ。
若松競艇場は、競争水面が海と繋がっているため、潮の満ち引きの影響でレース展開が変動しやすいのが特徴だ。
特に潮の満ち引きは、1日のレースの間に変動するため、潮の時間帯別の起きやすいレース展開を理解することで予想がしやすくなってくる。
潮の満ち引きによるレース影響について、「潮の時間帯」「起きやすいレース展開」をまとめた。
潮の向き | 起きやすいレース展開 |
---|---|
満潮に向かう時間帯 | 1コース「逃げ」2コース「差し」決まりやすい。 |
干潮に向かう時間帯 | 3コース「まくり」「まくり差し」が決まりやすい。 |
この中でも、「まくり」が決まりやすい「満潮から干潮に向かう時間帯」や「干潮に近い時間帯」は予想のポイントになってくるぞ。
先ほど説明した通り、若松競艇場では3コースの1着率も2コースに次いで高く、「3コースのまくり」が決まりやすい。
また、潮の時間帯のうち半分は「まくり」が決まりやすいので、これらの条件で3コースが勝つレースも増えてくるぞ。
レースの時間帯の満潮時刻と干潮時刻をチェックする際は、若松競艇場の公式HPの「今節の潮見表」を活用してみてくれ!
オリジナル展示データを活用する
出典:ボートレース若松レーザー自動計測による1周タイムについて
予想のコツの1つ目は、「オリジナル展示データを活用する」だ。
若松競艇場の公式サイトでは、通常の展示タイムの他に、「直線タイム」「一周タイム」の2つのオリジナル展示データを公開している。
展示タイムと合わせて、3つのタイムをチェックすることで、モーター性能を詳しく分析することができるぞ。
これらは、レーザー計測を実施しているので、他の競艇場よりもかなり信頼できるデータだ。
他のオリジナル展示データを公開している競艇場では手動計測のところが多いぞ!
3つのタイムについて、それぞれのタイムがどういったものかを下にまとめた。
- 展示タイム
ターン前の直線150mを計ったタイム。加速したあとのタイムなので、「伸び足」が反映されている。展示タイムが良いと助走距離が長いダッシュ勢がスタートライン通過後に伸びて、その後のレース展開を有利に運ぶことが可能となる。 - 直線タイム
ターン後の直線120mを計ったタイム。減速して回ったあとの直線タイムなので、「行き足」や「出足」が反映されている。直線タイムが良いと助走距離が短いスロー勢でも好スタートを切ることが可能となる。 - 一周タイム
コースを一周したときのタイム。「レース足(総合的なモーターの性能)」が反映されるので、一周タイムが良い艇は活躍が期待される。
スタート展示や周回展示で「出足」「行き足」「レース足」の判断が難しいと感じている方は、ぜひ活用してみるのがおすすめだ。
スロースタートは「直線タイム」、ダッシュスタートは「展示タイム」、競った展開は「一周タイム」を重視して予想してみよう!
企画レースを予想する
出典:https://www.boatrace.jp/
予想のコツの3つ目は、「企画レースを予想する」ことだ。
若松競艇場では、一般戦やG3競走の第5レースと第8レースに企画レースが行われている。
企画レースとは、お客さんが予想しやすいように番組構成されているレースのことだ。
そのため、若松競艇場にあまり詳しくない方におすすめのレースとなっているぞ。
若松競艇場の企画レースについて、「レース番号」「レース名」「レース内容」をまとめたので見てみてくれ。
レース番号 | レース名 | レース内容 |
---|---|---|
第5レース | 進入固定ゴレースジャー | 1、2、4号艇にA級選手 |
第8レース | 海面ライダーエイトビート | 1~3号艇にA級選手(例外あり) |
このように若松の企画レースでは、枠番で有利な内側のコースにA級選手を入れることで、競艇のことが詳しくない方でも予想がしやすくしているのだ。
2つのレースの中でも、俺のおすすめは第5レースだ。
A級選手を決まった枠番に配置しているだけでなく、進入固定にしているので、待機行動でのコース取りで波瀾のレースになることがない。
また、例外もあるがこのレースでは、1号艇にA1級の選手が入る傾向があるので、1号艇頭で狙いやすくなっている。
「ひとまず1レース当てて自信をつけたい!」という方は、第5レースで「1-2-〇」「1-4-〇」を軸に、まずは若松競艇場で当てる感覚を掴んでみるのがおすすめだ。
まずは、予想しやすいレースで自信をつけよう!
若松競艇場のレース解説
ここからは、先ほど紹介した攻略法について、実際のレースの出走表や直前情報を使ってさらに詳しく解説をしていくぞ。
今回は、攻略法の1つ目「潮の満ち引きによるレース影響を読んで予想する」でも説明した、3コースのまくりで勝つレースを解説する。
「若松競艇場のレースとはこういうものだ!」というレースを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてくれ。
若松競艇場で実際に行われたレースを解説していくぜ!
出走表を見る
今回解説するのは、2020年8月21日に行われた一般戦「サッポロビールカップ」の第6レースだ。
この日は、干潮時刻が17:34なので、レース開始時刻の17:32は「干潮に近い時間帯」となる。
この条件を踏まえて、まずは出走表から見ていこう。
出典:https://www.boatrace.jp/
各選手の「枠」「選手名」「級」「平均ST」「全国勝率」「モーター2連対率」をまとめた。
枠 | 選手名 | 級 | 平均ST | 全国勝率 | モーター2連対率 |
---|---|---|---|---|---|
① | 畑和宏 | A2 | 0.18秒(4位) | 5.85(3位) | 35.71%(2位) |
② | 井上茂 | B1 | 0.16秒(1位) | 4.36(5位) | 34.88%(5位) |
③ | 烏野賢太 | A2 | 0.17秒(3位) | 6.28(2位) | 39.33%(1位) |
④ | 大野芳顕 | A1 | 0.16秒(1位) | 6.30(1位) | 32.97%(6位) |
⑤ | 宮本夏樹 | A2 | 0.18秒(4位) | 5.34(4位) | 35.26%(3位) |
⑥ | 木下雄介 | B1 | 0.19秒(6位) | 2.33(6位) | 35.26%(3位) |
選手同士の実力を「全国勝率」で比較してみると、6名の中では、3号艇「烏野賢太」選手(6.28)と4号艇「大野芳顕」選手(6.30)が僅差で高い数値となっている。
また、モーター2連対率では、3号艇「烏野賢太」選手(39.33%)が最も高く、平均STは、2号艇「井上茂」選手(0.16秒)と4号艇「大野芳顕」選手(0.16秒)が好成績だった。
総合的に見ると、3号艇「烏野賢太」選手、4号艇「大野芳顕」選手が有力選手だと考えられるな。
また、6号艇「木下雄介」選手の全国平均(2.33)、平均ST(0.19秒)はどちらも6名の中でかなり低い数値なので、3着以内に入る可能性はかなり低いだろう。
ただし、枠番では1号艇「畑和宏」選手が有利なので、この時点では3号艇や4号艇だけでなく、1号艇も買い目候補の有力選手としよう。
次は直前情報を見て、このレースをさらに深掘りしていくぜ!
直前情報を見る
次は、直前情報を見ていこう。
ここでは、「水面状況」「展示航走」の状況をチェックして、このレースの展開予想をしていくぞ。
出典:https://www.boatrace.jp/
まずは、このレースの水面状況から見ていこう。
このレースでは、天気は晴れ、風速3mの斜め向かい風となっていた。
風はやや強めに吹いているが、干潮時刻に近い時間帯で波高も3cmと比較的穏やかなので、風の影響は少ないと考えられる。
風の影響もなく穏やかな水面ならスピードターンが可能になるので、思い切ったターンからのまくりも決まりやすくなるぞ。
干潮時刻に近い時間帯では、満潮時よりも水面が低くなるので、周囲の堤防が風よけになって風の影響が比較的少なくなるぞ!
次は、展示航走について見ていこう。
このレースで行われたスタート展示のスタートタイミングと、周回展示の展示タイムをまとめた。
枠 | スタートタイミング | 展示タイム |
---|---|---|
① | 0.07秒 | 7.02秒 |
② | 0.23秒 | 7.01秒 |
③ | 0.12秒 | 7.01秒 |
④ | F0.06秒 | 6.96秒 |
⑤ | 0.15秒 | 6.95秒 |
⑥ | 0.04秒 | 6.95秒 |
スタートタイミングは、1号艇「畑和宏」選手(-0.07秒)と、6号艇「井上茂」選手(-0.04秒)の2名が-0.10秒以下に収める好タイムとなっていた。
また、展示タイムは4号艇「大野芳顕」選手(6.96秒)、5号艇「宮本夏樹」選手(6.95秒)、6号艇「井下雄介」選手(6.95秒)の3名が僅差で好タイムだった。
総合的に見てみるとダッシュ勢が有利に思われるが、この場合2号艇「井上茂」選手のスタートタイミング(0.23秒)が他の艇よりも遅れていることに注目しよう。
もし、本番レースで2号艇のスタートが遅れるようであれば、3号艇のまくりが決まって、1号艇が1着にならない「3-14-1245」になる可能性が高いぞ。
この場合、節間成績が出ていてスタート傾向がわかるようであれば、2号艇のスタート傾向次第で「1-3-245」を外すのもおすすめだ!
直前オッズを見る
最後にこのレースの直前オッズを見てみよう。
買い目 | オッズ |
---|---|
1-3-2 | 17.2倍 |
1-3-4 | 6.5倍 |
1-3-5 | 14.1倍 |
3-1-2 | 46.4倍 |
3-1-4 | 18.7倍 |
3-1-5 | 28.4倍 |
3-4-1 | 28.7倍 |
3-4-2 | 103.1倍 |
3-4-5 | 36.8倍 |
買い目候補のオッズを見てみると、「1-3-4」のオッズが6.5倍とかなり人気が集まっていることがわかる。
このとき1点あたり100円で購入すると、「1-3-4」が当たった場合「650円-800円=-150円」でトリガミになってしまうな。
もし、このように本命と抑えを一緒に買う場合は、プラス収支になるように買い目に賭ける金額を調整するのがおすすめだ。
例えば、1点あたり100円を賭ける際に「1-3-4」だけ200円賭けると、当たったときの払戻金は「200円×6.5=1,300円」となる。
舟券代が1,000円なので、収支が300円のプラスになるので、自分で予想する際の参考にしてみてくれ。
低オッズの舟券も一緒に購入する際は、トリガミにならないように賭け金を調整すれば大丈夫だ!
レース結果
出典:https://www.boatrace.jp/
レース結果は「3-1-4」で的中だ!
三連単「3-1-4」は、払戻金1,870円の6番人気でなかなかの配当になったな。
若松競艇場は、1コースの1着率が全国平均並みの競艇場なので、1号艇頭のレースも多いが、コツを押えておけば、このように3号艇でそれなりの配当を手に入れることもできるぞ。
ぜひ、自力予想をする際の参考に活用してみてくれ。
覚えたら即実践が上達への近道だ!
若松競艇場「ならでは」の情報
これから若松競艇場に行ってみようと思っている方に向けて、「若松競艇場ならでは!」という情報を紹介していくぞ。
ぜひ参考にしてみて、若松競艇場を完全攻略してみてくれ。
俺がおすすめする「ならでは!」を教えていくぜ!
競艇場内にある洞海うどんの「かしわうどん」がおすすめ
若松競艇場でおすすめのグルメと言えば、若松競艇場の西側1階にある、洞海うどんの「かしわうどん」だ。
福岡特有のコシのない麺と薄味の出汁が特徴で、冬の寒い時期にはぴったりのおいしいうどんだ。
1食470円のリーズナブルな価格でアットホームな雰囲気が良い店なので、若松競艇場に来たら押さえておこう。
ぜひ時間があるときに、気軽に立ち寄ってみてくれ!
フェニックスホール
若松競艇場の名物といえば、競艇界の名選手「植木通彦」の功績をたたえた記念館「フェニックスホール」だ。
ここには、かつてSGで優勝した際の記念トロフィーや引退セレモニーで使用されたボートなど、植木通彦にまつわるレアなグッズを見ることができるぞ。
植木通彦のことを知らないという方こそ立ち寄ってみてほしい場所だ。
若松競艇場では、競艇の歴史に触れることもできるぜ!
若松競艇場へのアクセス
若松競艇場の所在地は、「福岡県北九州市若松区赤岩町13-1」だ。
主なアクセス方法は、「車」「電車」だ。
車で行く場合は、「若戸大橋」から、国道199号線で約10分で到着する。
駐車場は若松競艇場の周辺9か所あって、すべて無料なので気軽に利用してみてくれ。
無料で駐車できるスペースが多いので、混雑しても安心だな!
電車で行く場合は、JR鹿児島本線「折尾駅」で乗り換えをすれば、若松競艇場から最寄駅の筑豊本線「奥洞海駅」まで約10分で到着する。
JR鹿児島本線「折尾駅」までは、JR鹿児島本線「博多駅」から約30分、JR鹿児島本線「小倉駅」から約15~25分で到着するぞ。
その他の詳しいアクセス方法は、「若松競艇場の公式HP」でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくれ。
JR「小倉駅」からはバスが出ているので、こちらも利用するのがおすすめだ!
まとめ
若松競艇場の特徴についてまとめた。
- 5m以上の強風ではインコースを信用しすぎないようにする。
- 満潮時は向かい風が吹くと、第2ターンマーク付近で「抜き」が決まりやすい。
- 干潮時は3コースのまくりが決まりやすい。
- 満潮に向かう時間帯は、1コースの逃げや2コースの差しが決まりやすい。
- 干潮に向かう時間帯は、向かい風が吹くと3コースのまくりが決まりやすい。
また、予想のコツは、「潮の満ち引きによるレース影響を読んで予想する」「オリジナル展示データを活用する」「企画レースを予想する」だったな。
この記事で覚えたことを活かして、どんどん的中舟券を手にしてみてくれ。
若松競艇場で予想する前に、もう一度チェックして復習することが攻略の近道だ!
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